干ばつが変える豪経済風土
経済専門家の報告書
2月9日発行の豪経済開発委員会(CEDA)年次報告書は、BTファイナンシャル・グループの主任エコノミスト、クリス・ケイトン氏の論説を掲載した。この論説で、ケイトン氏は「オーストラリアの経済成長が深刻な干ばつの影響を受けていることは疑えない。今年、農産物生産高が20%低下すると見込まれる。2006年第3四半期の農業経済成長は10%低下し、GDP成長率を0.5%ポイント引き下げる。この予測が正しければ、干ばつの影響は2002年当時よりも小さくなるが、これは家畜への影響が小さくなったからで、大きく影響を受けるのはむしろNSW州とWA州の農作物収穫だ。農作物全体では30%の減作、小麦は60%の減作が予測される。ただし小麦はかなりの貯蔵量があるので輸出に影響が出ることはない」と述べ、2007年の経済成長率を2006年よりは高く、2005年よりは低い2.8%程度と予測している。一方、クイーンズランド大学のケン・ウィルトシャー教授は、今年末の連邦選挙を接戦と予想している。労働党は経済界との関係修復の問題が残っており、今年はとりわけ厳しい監視を受けるだろうと述べ、政府は9月に開催されるAPECの効果を狙って選挙日を決めるだろうが、国家安全保障や地域のテロリズム、気候変動、雇用の海外流出などいくつもの争点が前面に出てくる可能性がある、としている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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