25today.com
オーストラリア発最新ニュース
[ 社会 ] [ コミュニティー ] [ スポーツ ] [ ビジネス ] [ 経済 ] [ 政治 ] [ 国際 ] [ 文化・芸能 ] [ 総領事館安全情報 ] [ そのほか ]
政治 - 2007年10月03日

「アフリカ人はオーストラリアになじめない」

アンドリューズ移民相、人種差別モードに入る
 豪移民省は、戦乱が続くスーダンその他アフリカ諸国からの難民受け入れを制限しており、2004年度には全難民受け入れ数の70%をアフリカ難民が占めていたが、現在は30%に抑えられている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、「難民受け入れは保護必要度に応じて決められるべきであって、受け入れ国社会への適応性で決められるべきではない」としている。10月2日、サザン・クロス・ブロードカスティング系ラジオに出演したケビン・アンドリューズ移民相は連邦政府の決定を弁護し、「スーダン難民は、他の移民に比べてオーストラリア社会に溶け込むのが難しいようだ。国内のコミュニティの定着率に不安を感じている。スーダン難民の多くは10年の戦乱を難民キャンプで過ごしてきた。彼らの教育程度は3年生くらいだ。他の土地からの難民は6年生から7年生に相当する。彼らをオーストラリアに受け入れて、この国に定着できるように適切な援助をしなければ、彼らを助けたことにはならない」と語った。移民相の発言は、メルボルンでスーダン難民青年リエプ・ゴニーさん(18)が暴力を受けて殺された事件からわずか1週間後のことである。UNHCRスポークスウーマンは、アンドリューズ発言に対して、「UNHCRでは、スーダン難民が他の土地からの難民に比べて社会に溶け込むことが難しいという発言を支持する事実を知らない。むしろ、最近VIC州警察が、スーダン人の人口あたり犯罪率は低いと発表したことに注目している」と語った。難民支援団体、少数民族団体、民主党、労働党などがアンドリューズ移民相の発言を非難している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
オーストラリア発最新ニュース
  • 模様入りコンタクト・レンズ規制
  • メルボルン市電衝突
  • 労働党支持率復活、保守連合下げる
  • 新減税もないうちに物価上昇圧力
  • ジャーナリスト、プレス・クラブを「腰抜け」批判
  • 「児童の肥満問題は誇張」と調査報告
  • コステロ、スワン与野党財務論争
  • 党首弁論対決はラッドに軍配、選挙には?
  • コステロ、スワン与野党財務論争
  • カバン詰め幼児事件で母親逮捕
政治のニュース
過去の記事
おことわり 広告に関するお問い合わせ サイトに関するお問い合わせ
2006 NICHIGO PRESS ALL RIGHTS RESERVED