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政治 - 2006年8月31日

ダウナー外相、情報隠蔽の疑い

大量破壊兵器調査問題
 8月31日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙の報じるところによれば、イラク侵攻戦争後にアメリカの主導する大量破壊兵器捜査グループ、イラク調査グループに参加した化学兵器専門家の外交官ジョン・ジー博士は、グループを辞職する際にアレクサンダー・ダウナー外相を批判する6ページの書簡を送っていたことが明らかになった。書簡で博士は、「基本的に捜査は欠陥だらけであり、イラクが大量破壊兵器を所持していなかったという事実をオーストラリア政府もアメリカ政府も直視しようとしない」と強い調子で非難している。また博士は、書簡を送った直後にダウナー外相が「書簡を誰にも配布してはならない」と指示する電子メールがあったことを明らかにしている。ダウナー外相スポークスマンは、「外相は、ジー博士の書簡についてはいっさい記憶にないが調べてみると語っている。しかし、スポークスマンは、書簡が国防省トップに送付されなかったとする内容については、よくある「陰謀論」文書、とした。ダウナー外相はこれまでも、ジー博士がイラクの専門家調査から戻った後、博士に直接説明を受けたことを認めているが、説明の内容について明らかにしたことがない。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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