豪南極大陸部学者、日本の科学調査捕鯨を批判
「科学調査の方法論に問題あり」
日本の科学調査捕鯨の研究では、20年にわたる捕鯨調査のデータを分析、ミンク・クジラの脂肪層が9%減少していることが明らかになったとして、その原因を、クジラを含む食物連鎖で重要な基礎を構成するオキアミが気候変動や、ザトウクジラなどクジラの数量の復活によるものと分析している。
9月2日、オーストラリア南極部 (Australian Antarctic division) の科学者、ニック・ゲールズ博士がABCラジオに出演し、「日本の研究は方法論そのものに欠陥がある。彼らが利用している統計も簡単すぎる他にも因果関係を適切に説明できる統計モデルが存在する」と語った。
また、「たとえ脂肪層の減少が事実としても、その原因といわれるものに説得力がない。他にももっと説得力のある理由が考えられる。ひょっとするとオキアミやクジラの数量とは何の関わりもない複合的な原因かも知れない。日本の調査捕鯨科学者は、ミンク・クジラの妊娠率が非常に高いとしており、自分たちの立論が自分たちのデータと矛盾していることに気づいてない」としている。
日本の調査捕鯨報告書は、捕鯨頭数4,500頭を含めて6,779頭のクジラについてデータをまとめ、科学ジャーナル「Polar Biology」に掲載された。ゲールズ博士は、クジラを捕殺せずに得ることが不可能なデータもあることを認めたが、「重要なのは、そもそもそのようなデータを得る必要があるのか。そのデータから何か科学的に重要なことが導き出されるのかということだ」と日本の科学調査捕鯨を否定した。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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