日グリーンピース・メンバー、窃盗容疑で逮捕
豪緑の党、連邦政府に善処要求
6月26日、緑の党のラチェル・シーウォート上院議員は、「日本でグリーンピース・メンバー2人が逮捕されたのは政治的措置だ。ラッド連邦政権は、『鯨肉窃盗』に抗議した2人の活動家を日本の警察が逮捕したことに対して断固とした措置を取るべきだ」と報道陣に語った。
事件は、「2008年初めに南氷洋での調査捕鯨から帰港した捕鯨船団の乗組員が鯨肉を横領し、横流ししている」という内部告発があったとして、日本のグリーンピースが証拠品と称する塩蔵鯨肉を上申書を添えて検察庁に提出したが、証拠品の鯨肉は、青森の宅配会社から盗み出された物で、帰港した乗組員が実家に送った荷物。グリーンピースも宅配会社の敷地内から同証拠品を盗み出したことを認めたが、「証拠品を確保するために行ったことだ」と主張していた。「横領」の申し立てを調査した捕鯨船団の船舶会社共同船舶が、「乗組員が少量の鯨肉を持ち帰るのは昔からの慣行。問題のウネスも共同船舶が購入し、乗組員に報労として少量ずつ配った物。事件の鯨肉が多量だったのは、本人が他の乗組員から買い取って集めたため。横領の事実はない」と発表した。
しかし、6月20日になって青森県警と警視庁がグリーンピースの活動家2人を逮捕し、事務所などを家宅捜索、コンピュータや書類を押収した。
シーウォート議員は、「日本の警察が2人の活動家を起訴せずに拘留していることを憂慮する。グリーンピースのキャンペーンを封じるための政治的意図に基づく行動と見える。警察が40人の警察官を家宅捜索に出動させたことは、事件の性格からして過剰反応ではないか」と語っている。
また、ラッド政権に対して、「日本当局が捕鯨船乗組員の横領容疑を詳しく捜査するよう、また2人の活動家を即時起訴するか、釈放するよう」圧力をかけることを求めた。(訳注:オーストラリアでは逮捕から起訴まで48時間しか警察には与えられていないが日本では21日間。いずれも延長可能。その是非論は別として、日本の警察が起訴せずに容疑者を6日間拘留しているのは合法。シーウォート議員がその違いを知らないか、知っていてあえて隠しているかのいずれか。また、同上院議員は、グリーンピース活動家が運送会社の敷地から証拠品を盗み出したことも、「steal」とはせず、「intercept」としている)。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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