ダライラマ講演旅行で訪豪
ネルソン保守連合リーダーも会談
6月11日、亡命チベット人のリーダー、ダライラマがシドニー空港に到着した。5日間滞在し、シドニー・オリンピック・パークで連日講演する。
今回は、ダライラマの訪豪に抗議の声を挙げたのは中国政府や中国政府寄りの中国人ではなく、Western Shugden Societyという仏教教団で、ダライラマが土着の仏教信仰を否定し、迫害してきたとしている。この教団はロンドンでも抗議デモを実施したことがある。
ケビン・ラッド豪首相は日本とインドネシア訪問のため留守にしており、ジュリア・ギラード副首相兼首相代理もニュージーランドを訪れるため、クリス・エバンス移民市民権大臣が首相代理で、またスティーブン・スミス外相もダライラマに面会するとしている。豪政府スポークスパーソンは、「ダライラマが世界的な宗教リーダーという事実と、オーストラリアのチベット人移民コミュニティを含めて、ダライ・ラマの訪豪には大勢の人が関心を抱いてるという事実を政府も評価している」と語った。
豪チベット会議のサイモン・ブラッドショー氏は、首相がラマ氏に会えないのは残念だ。ラッド首相は、チベットと中国との対話を支持し、平和に打開策を見つけるよう中国にも忠告した。その首相が、この機会を利用してダライラマと会談しないというのは驚きだ」と語っている。
12日、ダライ・ラマは、「来週、北京オリンピックの聖火がチベットの首都ラサを通過する時は何の騒ぎも起こさず平和に通過させて欲しい」と呼びかけた。また、おそらくラサでは何のトラブルも起きないだろうとしている。講演の会場で記者会見したダライ・ラマは、「私たちは初めから2008年北京オリンピックを支持してきた。聖火も支持している。10億人を超える中国の兄弟姉妹がオリンピック開催を誇りにしている。私たちはその気持ちを尊重する。トラブルは起きないと思う」と語っている。
保守連合の前リーダー、ジョン・ハワード前首相はダライ・ラマとの面会を拒否したが、その後を継いだブレンダン・ネルソン自由党党首はダライ・ラマと会談した。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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