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国際 - 2008年5月02日

ラッド首相、外交官を捕鯨問題使節に

2000年シドニー五輪実行委員会経験者
 5月2日付「エージ」紙は、連邦政府が日本に派遣する「捕鯨問題使節」として、2000年シドニー・オリンピック組織委員会委員長を務めたサンディ・ホロウエイを指名したと伝えている。ケビン・ラッド連邦首相は、日本と正面切って交渉できる人材を5か月かけて打診していたとされており、ホロウエイ氏はボブ・ホーク労働党政権時代にホーク首相の首席補佐官を務めたことがあり、経験豊富な外交畑出身者。
 ホロウエイ氏はラッド首相に高く評価されている人物であり、3月にココダ・トラックの一部が鉱山開発鉱区になる可能性が出てきた時にもキャンベラとパプア・ニューギニア政府との間の仲裁人に任命された。エージ報道によれば、連邦政府は捕鯨問題使節の氏名公表を拒んでいるが、5月の2008年度予算案提出時に確定公表されるとみられており、ホロウエイ氏が国際移動大使として動き回れるようかなりの額の予算が計上されることになる。ホロウエイ氏も指名の事実について回答を拒んでいる。氏は現在北京オリンピックの顧問の他、企業数社の重役も務めている。
 2007年12月、ラッド政権組閣直後にスティーブン・スミス外相とピーター・ギャレット環境相が、「南氷洋での捕鯨を終わらせるため、連邦政府の戦略の一環として日本に捕鯨問題使節を派遣する」と発表していた。環境保護警察官を自称する暴力派シー・シェパードのポール・ワトソン船長は、「ジョン・ハワード前政権時代のイアン・キャンベル環境相が使節として適任者。ラッド政府は、与野党一致体制を放棄し、縁故者引き立てをしている」と非難した。(訳注:国際法に則って慎重に手続きを踏んでいるオーストラリア政府と、先進国数か国の好意を頼みに超法規的暴力組織として行動するシー・シェパードの関係は必ずしもしっくりしていない。また、奇妙なことに、連邦警察がワトソン船長から押収した被弾証拠の防弾ベストの鑑識結果も未だに明らかにされていない)。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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