ACTの海軍跡地でカンガルー400頭捕殺計画
日本では「反捕鯨」がらみで報道
キャンベラのベルコネンにある海軍跡地に棲息するカンガルーが増えすぎ、キャンベラ地域低地原産植物や絶滅危惧種に被害が出るとして、400頭のカンガルーを移転するか、捕殺するかの両論が検討されてきたが、ACT政府への報告書は、移転は非人道的だ、捕殺すべし、しかも可及的速やかにすべしという勧告を盛り込んだ。しかし、そのニュースがあっという間に世界中に広まり、元ビートルズのメンバー、サー・ポール・マッカートニーも名乗りを挙げてオーストラリア批判の声が上がった。一方、連邦議会では緑の党のボブ・ブラウン上院議員が、「報告書は、移転という選択肢を十分に検討しておらず、わずか1段落で否定しているが、その否定の理由が述べられていない」と批判、「まず少数を移転してみて、移転先に定着できるかどうかを試してからでも遅くない」としている。一方、ACT出身のギャリー・ハンフリーズ自由党上院議員は、「ブラウン議員の発言はポピュリスト政治だ。400頭を移転するには経費がかかりすぎるし、作業に何か月もかかる。その間にカンガルーは絶滅危惧種の棲息地を荒らし続けることになる」と反論した。3月15日には、現場に反対派住民70人が集まり、来週早々から始まるカンガルー絶滅作戦を断固阻止すると気勢を上げた。全豪野生保護協会代表は、「活動家の中にはハンターとカンガルーの間に割って入り、身を挺して動物を守ると決意している者もいる」と語った。ニューズ・リミテッド系紙によれば、オーストラリア政府と国民の強硬な反捕鯨の態度を痛感した日本からもメディアが駆けつけ、TBSは、「捕鯨に反対するオーストラリアが400頭のカンガルーを殺戮するのは偽善者だ」と報道した。また、上記協会代表は、「年間350万頭のカンガルーを殺害し、ペットフードにしているオーストラリアに日本の捕鯨を批判する資格があると本気で考える者がいるわけがない」と語った。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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