 |
23日にシドニー大で能公演 - 2007年5月15日 |

3月から5月まで日本政府文化庁の派遣文化交流使としてシドニーで能を教えている能楽師・寺井栄氏による能公演が5月23日、シドニー大学で開催される。
寺井氏は、シドニー大学の客員教授として同大学の日本語学科で能の講義を行っているほか、NIDA(国立演劇学校)でも実技を中心に能を教えている。また、そのほかのANU大学や高校などへも積極的に出向き、日本の伝統芸術を当地に広める活動を行っており、日本のレベルの高い伝統芸能を直接オーストラリアの若者たちに教えるというこれまでにない試みは、学生・教員らからたいへん貴重な機会であると高い評価を得ている。
23日はシドニー大学の教え子たちと共演し、講義の成果を発表するとともに、観世流の能楽師も日本から参加し、本格的な能公演を行う。本来はシドニー大学生向けの公演のため、一般入場者は席数に限りがあり、早めの予約が望ましい。
能は、鎌倉時代後期から室町時代初期に完成した舞台芸能として、歌舞伎と並んで国際的に高い知名度を誇る日本の代表的な伝統芸能。世界無形遺産。重要無形文化財。当日は源義経、武蔵坊弁慶、静御前、平知盛を主な登場人物とする観世小次郎信光の作品「船弁慶」を上演する。
■能公演「船弁慶」
日時:5月23日2PM〜4PM
場所:Old Teacher's College Assembly Hall, The University of Sydney
予約Tel: (02)9231-3455(在シドニー日本国総領事館/ジェニファー・シュローダーさん)
駐車:www.facilities.usyd.edu.au/maps/parking.shtml
大学地図:www.facilities.usyd.edu.au/maps/guide.shtml
【寺井栄氏略歴】
1947年、能楽森田流笛方15代寺井啓之の三男として生まれる。52年の初舞台後、53年に観世流故25世宗家観世右近に入門。91年には重要無形文化財の認定を受ける。2006年日豪交流年にはシドニーで能公演を開催したほか、サンフランシスコ、ワシントンDC、インド、フランス、中国などの能楽海外公演にも参加している。2007年文化庁派遣文化交流使としてシドニー各地で能の講義・公演を行う。
|