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タイトル

 ひと口に英語学校と言ってもさまざまなコースがある。目的によって、語学の習得を第一に目指す人、具体的に取得したい資格がある人、また、英語が上達してから、現地での就職や帰国後のキャリア・アップにつながるプラスαを考えている人。そんな人たちに向け、オーストラリアの英語学校や人気専門学校のコース内容を紹介する。

一般英語

 総合的に英語を勉強したい人を対象にした「一般英語コース」。通常、教科書に沿って、文法、リスニング、スピーキングなどをバランス良く学んでいく。初級から上級までレベルは4〜6段階、学校によってはさらに細かく分かれている。ほとんどの学校でフルタイムとパートタイムのクラスを設けている。期間は最短1週間からで、12週(3カ月)、24週(6カ月)などで申し込む人が多いようだ。ただしワーキング・ホリデー・ビザの人は上限4カ月という就学規制があるので注意しよう。資格や学位の取得はないが、卒業時に最後に在籍した(通常8週間以上)レベルのサーティフィケート(修了証明書)を発行してくれる。

進学準備

 専門学校、大学、大学院進学を前提に英語力を身に着け、ノートのとり方やエッセイの書き方、プレゼンテーションやディスカッションの進め方など、進学する上で必要なスキルを学ぶコース。大学に付属している語学学校の場合は、その大学の施設(図書館、スポーツ施設、食堂)が大学生と同じように使えるのもメリットの1つ。学校により入学日が決まっているので希望する進学プランに合わせて入学日を決めたい。

試験対策

 TOEIC、TOEFL、進学や永住権申請の際に基準として使われるIELTS、ケンブリッジ大学検定試験など国際的に認識された語学検定試験の受験準備コース。集中的に語学力を高めるほか、試験の傾向と対策を含め高得点を取るための受験テクニックを学ぶ。また、実際の試験で出題された過去問題で模擬試験を行う学校もある。一般的には、2週間の集中対策講座とコース終了後に本試験をセットにしているコースが多い。

ビジネス英語

 英語にある程度自信があり、キャリアアップや外資系企業への就職を目指す人に向けたビジネス英語コース。面接、プレゼンテーションの仕方、ビジネス・レターの作成、電話応対、ビジネス・マナーなど、実際のビジネス・シーンでどのように英語を活用すればいいかを学ぶ。また学校によっては、インターンシップ(職業体験)を組み込むことができるなど、より実践的な英語を身に着けることができる。

そのほかの 英語コース

 このほかにも、スピーキングを苦手とする日本人の間で人気が高まっている英会話専門のコース、ネイティブのような発音を目指す発音矯正コースなど、特色のあるコースも増えている。また、専門職や特定の分野の英語力を向上させるための英語コースがあり、ホテル・観光業、看護、社会福祉、ITなど専門分野の英語に特化して学べる。


MBA
バチェラー・ディグリー
(学士号)を取得
IELTSで6.5以上を証明
MBA課程を履修(1.5〜2年)
CPA履修者は永住権が申請可に
オーストラリアや 日本の企業への就職に有利
ビジネスの実践的スキルを身に着けたい MBA/CPA

 MBA(Master of Business Administration)は経営学の修士課程。大学院レベルで経営学を学んでいく同プログラムは、銀行や商社といった金融業界や営業職だけでなく、あらゆる分野の職業・職種での将来のリーダーを育成し、実践の場で生かせるビジネスの学問として人気が高い。
 基本的には学士号(日本の大学卒業資格)と一定以上の英語力(IELTS6.5以上)が受講資格の基準とされているが、マネジャーや管理職などのポジションでの実務経験を問われるなど、学士号資格だけでは受講できない学校もある。実務経験者の場合は、「キャリアアップを目指して」「転職の武器に」「経営者に必要なリーダーシップ・スキルの習得」「人脈の形成」などを目的に受講するケースが圧倒的だ。
 マーケティング、経営戦略、国際ビジネス、人事、情報システム、eコマース、会計など経営に必要なさまざまな分野について、経験者の話を聞くレクチャーや過去の事例を研究するケース・スタディー、ディスカッションなど、多様な方法で授業は進められる。
 政府機関から公認会計士資格CPAのコースとして認可されている学校では、MBA課程の中で特化して会計が学べ、修学後は永住権申請のチャンスが広がる。

タイトル
看護師 看護師
(日本での看護師資格と 臨床経験がある人)
看護英語コースを履修
バチェラー・ディグリー
(学士号)を
取得
OETに合格
各州の看護師協会に
正看護師として登録
就職・永住権の取得も可能
人の役に立ちたい 看護師・看護英語

 オーストラリアでは長年にわたって慢性的な看護師不足の状況が続いており、海外の看護師経験者に対する求人を積極的に行っている。また、新卒者が独立永住権を申請するための需要職業リストでも看護師は60点という高ポイントで登録されているため、オーストラリアで正看護師の資格を取得後、永住権を取得しようと考える海外留学生からも人気だ。
 日本の正看護師の免許と臨床経験がある人は、英語力の条件を満たしOET(職業英語テスト)に合格、看護師協会の定めるトレーニング・コース(病院での3〜4カ月の臨床実習)または看護学部を持つ大学での約半年間のトレーニング・コース(論理のクラス+実習)を経ての各州の看護師協会に正看護師として登録する。
 看護英語コースでは、OET合格に向けての試験対策のほか、実務で必要になる英語力の習得を目指す。
 オーストラリアで正看護師になるためには、看護協会の認可を受けた看護学科を持つオーストラリアの大学で、バチェラー(学士号)を取得する必要がある(州によってはIELTS7.0以上の英語力を証明する必要がある)。
 学位取得後、看護協会の査定を受け、政府登録看護師のライセンス(レジスタード・ナース)の取得が可能となる。

タイトル
児童英語講師
コース受講 約3週間〜3カ月
サーティフィケート取得
日本の英語学校または小学校で就職
子どもに英語を教えたい 児童英語講師

 オーストラリアで児童英語講師のスキルを身に着ける最大の利点は、なんと言っても英語力のUP。学校だけでなく日常生活を通じ、英語は確実に上達する。また、海外に出ることで、日本を新たな視点から見直すことができ、そこでの生活・勉強を通じて培った国際感覚を、日本での英語教育に反映することができるはずだ。
 児童英語講師養成学校の数が増えるとともに、そのコース内容も年々充実してきている。児童教授法や児童心理学のほかに、発音を端正するフォニックス、英語のリズムやイントネーションを定着させるためのチャンツをはじめ、学校によってはマニュアルにとらわれずに独自の教授方法を設けているところもある。また、児童英語講師になることを目指すさまざまな国からの生徒を対象にしたコースは、授業ももちろんすべて英語で行われ、英語や児童英語教授法だけでなく、他国からの生徒と交流を図ることもできる。期間も3週間〜12週間程度のものまでと、とにかく多種多彩だ。
 また、日本では2003年に公立小学校での英語教育の促進を支援するため、J-Shineと呼ばれるNPOの小学校英語指導者認定協議会が設立された。このJ-Shineは公立小学校での英語教育に携わる人材の、資格と適正の基準を設けており、J-Shineに認定された民間教育団体でコースを修了すると、J-Shine資格が与えられ、日本での就職の際に有利となる。

タイトル
社会福祉士
ディプロマ取得
豪州社会福祉協会に
社会福祉士として登録
就職・永住権の取得も可能
人の役に立ちたい 社会福祉士

 オーストラリアの社会福祉分野で仕事をするための知識とスキルを身に着ける、社会福祉ディプロマ・コースが注目されてる。高校3年修了もしくは同等資格を持ち、IELTS5.5レベルの英語力があることが受講条件。豪州社会福祉協会に認定された400時間の現場実習を含む2年間(80週)のコースを修了することで、豪州政府が認可する社会福祉ディプロマ資格が授与され、豪州社会福祉協会のメンバーに登録する権利を得られる。
 効果的コミュニケーション能力の開発、ケース・マネジメントに関する開発、グループ・アクティビティーの計画と指導、カウンセリング・スキルの向上などを目的とした科目を主に履修する。
 資格取得後は地域の公的機関や高齢者ケア施設、学校、自助団体、法廷サービスなどで必要とされるケース・マネジャー、カウンセラー、アクティビティー・コーディネーターといった職種への就職の道が開ける。また、大学をはじめとした高等教育機関への編入も可能。
 新卒者独立永住権を申請するための需要職業リストで60点という高ポイントで登録されているため、永住権申請にも有利になる。

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