VIC州議会「妊娠中絶法改革法案」可決
妊娠24週間までの中絶が合法に
10月10日夜、VIC州議会上院は、「2008年妊娠中絶法改革法案」を可決したが、法案をめぐっての論争は当分終わりそうにない。
下院ですでに可決されていた同法案は無修正のまま23票対17票で上院を通過、24週間までの妊娠中絶についてはこれを違法とする条項が無条件に刑法(Crimes Act)から削除された。また、24週間経過後は、中絶手術を受けるためには2人の専門医の承認を必要とする。
メルボルンのデニス・ハート大司教は、同改革法成立を「人間性に対する裏切り、女性に対する裏切り、無辜の胎児に対する裏切り。我々の戦いは立法では破れたが、善良な人々の心と知性で負けたわけではない」と語っている。議会で審議中には、カソリック教会が、「法案が通過すれば、カソリック系の保健機関での妊産婦医療を中止する」と警告していたが、ハート大司教は、「今後もカソリックの教義と倫理規定に則った医療は続ける」としている。
法案では、「良心に従って妊娠中絶に反対する医師が中絶を希望する女性を診察した場合、その女性を妊娠中絶に反対しない医師に照会しなければならない」と定めている。この条項に対して上院では10件の修正案が動議されたがいずれも否決された。一方、妊娠中絶に反対する医師グループの「Doctors with Conscience against Abortion」は、「法案成立でがっかりした」と語っており、ガビン・ジェニングズ大臣は、「妊娠中絶に反対する医療専門家を助けるため、ガイドラインを編成する」と答えた。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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