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社会 - 2008年9月19日

解熱剤と小児喘息に相関性

ただし今すぐ解熱剤を捨てることはしないで
 医学論文誌「ランセット」最新号に掲載された研究論文は、生後2, 3年以内の子供にパラセタモール系の鎮痛解熱剤を与えると、7歳になるまでにアレルギー性の喘息や湿疹を発症する確率が50%近く上昇するとしている。
 ウェリントンのMedical Research Institute of New Zealand、リチャード・ビーズリー教授らの研究で明らかにされた。パラセタモールはオーストラリアではパナドールなどの商品名で販売されているが、幼い子供に頻繁に与えすぎると、喘息を発症する確率が最大3倍程度に高まる他、鼻のアレルギー症状である鼻結膜炎にもかかりやすくなり、アレルギー性湿疹のリスクも2倍になる。
 この研究は、オーストラリアを含めた31か国から20万人の子供の病歴などのデータを分析したもので、この種の研究としては未曽有の規模であり、論拠もしっかりしていて、なぜこの50年でオーストラリアとニュージーランドで小児喘息が増えてきたかの説明にもなっている。ただし、ビーズリー教授は、「幼児にパラセタモールを投与すると、喘息や関連アレルギー症状のリスクが高くなることが示されたと考える」としているが、同時に、「研究をさらに続けなければならない。現在のところでは、パラセタモール系鎮痛解熱剤を全面的に遠ざける強い根拠にはなっていない」と語っている。また、他の医学者からも、幼児期にかかる病気が喘息の真因で、たまたまその病気にパラセタモールを与えただけという可能性も指摘されている。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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