カンタス航空にメンテナンス体制改善命令
民間航空安全局が厳格な点検も
9月1日、民間航空安全局(CASA)は、7月に起きた酸素ボンベ空中爆発事故やエンジン・トラブルなどカンタス航空の機体に相次いで故障が起きている事態を重視し、同航空会社の調査を行った結果を発表した。
CASAのミック・クイン副局長は、カンタス航空の体制そのものに問題はなかったが、メンテナンスと航空整備体制を改善するよう努力しなければならないと判断し、「連続して起きた故障は、体制的なものではなく、偶発的に起きた故障と考えられる。このような故障は世界のどこでもいつでもどの航空会社にも起きることだ」と述べている。ただし、カンタスが同社の基準を満たしていないことを指摘し、同社が基準を満たすようCASAも措置を執るとしている。
この措置によると、同航空は、使用している主要機種から3機を選んで、CASA技官の点検に供する義務を負わされる。CASAは、「提供された3機のそれぞれのメンテナンス記録書類を点検するだけでなく、メンテナンスを受けた機体を実際に点検することも行う」と述べている。クイン副局長は、その他にも、「カンタス航空の旅客機は安全だ。CASAはそのことを疑っていない。審査で、カンタス航空のメンテナンス作業は同社が確立しているベンチマークを下回っている」と批判した。オーストラリア製造労働者組合は、カンタス航空経営者の行き過ぎたコスト削減が招いた問題とする一方で、同社のジェフ・ディクソンCEは、「メンテナンス問題は、航空整備士の労働争議が原因」と反論、乗客そっちのけの非難合戦になっている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|