連邦政府、40億ドルをモーゲッジ市場に投入
住宅ローン企業間競争促進策
9月26日、ウエイン・スワン連邦財務相は、金融危機以来、銀行系住宅ローンが圧倒的なシェアを占め、ノンバンクが圧迫されている現状を打開し、モーゲッジ市場の競争を促進する対策として40億ドルを投入すると発表した。
この制度が実施されると、金融市場が正常化するのを待たず、銀行もノンバンクも政府の資産管理機関、Australian Office of Financial Management (AOFM)を通して、住宅ローン債権担保証券を発行することができるようになる。
現在、いわゆる住宅ローン債権担保証券市場(RMBS)は、住宅ローン金融機関が手持ちのモーゲッジを担保に証券を発行し、資金調達の手段にするものだが、過去1年で、アメリカのサブプライム市場崩壊に端を発した金融市場の動揺のため、事実上干上がって、市場も硬直している。スワン財務相も、「2007年中期以来RMBS発行高が25億ドルにまで下がっている。その前の1年では180億ドルだった。市場を再活性化するため、AOFMに対して、手始めに、AAA格付けRMBSを2回のトランシェ各20億ドル分投入するよう指令した。これはアメリカが7,000億ドルで銀行を救済しようとしているのとはまったく違う手段だ」と語っている。
TDセキュリティーズのストラテジストは、「オーストラリアの銀行制度がアメリカの銀行制度ほどリスクを抱えていれば、政府もこのような措置で税金を危険にさらすことはしないだろう。連邦銀行(RBA)が、そのFinancial Stability Review報告書でオーストラリアの銀行制度を健全と評価した直後に政府がこの措置を発表したのもうなづけることだ」と分析している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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