平均的20代の健康悪化
キャンベラの研究者が通説に異論
9月25日、キャンベラの国立大学National Centre for Epidemiology and Population Healthの集団保健研究者のリチャード・エカスリー氏が保健当局に提出した報告書は、「オーストラリアの若い世代は健康で幸福」という官製の若者のイメージと真っ向から対立している。
報告書の中でエカスリー氏は、「若者の死亡率は下がっており、また自己診断方式の調査からオーストラリア国民が以前より幸福で健康というのが公式イメージになっている。しかし、私が調査したところではこれはオーストラリアの若者の姿をよく示しているとは言えない。私の調査分析では、オーストラリアの20代人口は、健康状態を測る様々な方法を用いて判断しても、この20年間で心身とも徐々にではあるが確実に悪化している」と語った。
この報告書は、これまでの世代間比較のデータとも対立しているが、新報告書では、非致死性の慢性疾患とくに精神疾患の大きな増加が見られるとしており、「若者の20%から30%が心理的な悩みを抱えており、頻繁な頭痛、腹痛、不眠症などストレス系の症状は50%の人に見られる」としている。また、精神疾患が世代ごとに増えると同時に、肥満体増加に関連している糖尿病などの身体疾患も増えている。アレルギーや喘息も増えており、栄養不良や運動不足も増えている。若い世代の健康悪化の原因として、家庭崩壊、仕事のプレッシャー、メディア・技術の影響、食生活の変化、環境汚染、過度の物質主義などが考えられる」としている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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