良い腸内細菌は1型糖尿病予防に有効
アメリカ学者の論文、オーストラリアでも歓迎
シカゴ大学の研究グループが、9月22日発行の「ネーチャー」誌に、「清潔すぎることは健康に良くないのではないか」という研究結果を発表、その中で、寄生虫、細菌、ウイルスにさらされることで体にアレルギーや喘息その他の免疫性の症状に対する抵抗力が備わるとしている。また、マウスでの実験で、高密度の良性腸内細菌は、1型糖尿病の症状を軽減する働きがあるらしいという成果も得た。
この実験成果は、オーストラリアを含めた西側諸国社会が強迫症的なほど除菌と清潔さにこだわる一方で減っていたはずの疾病率が上昇している謎を説明することができる。SA州フリンダース・メディカル・センターの内分泌学部長ニコライ・ペトロフスキー教授は、「この論文から、子供にイヌリンのようなプレバイオティクスとヨーグルトのようなプロバイオティクスを与えれば、自己免疫性の糖尿病を防ぐ助けになるということも示されている。同時に、母乳を与えられて育った子供が牛乳製品で育った子供より1型糖尿病になりにくい理由も説明がつく。この論文が述べているのは、一生を通じて健康的な食事が健康的な生活の基礎であり、新生児にとっては母乳が最高の食事ということだ。しかし、先進国で健康的な食生活を守っている人はほとんどいない。肥満、糖尿病、心臓疾患などが爆発的に増えているのも当然だ。基礎に戻ることが大切ではないか」と語っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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