ハネーフ事件に決着
連邦警察、容疑をすべて取り下げ
2007年7月2日、ゴールドコースト病院に勤めていたインド人医師、モハメド・ハネーフ医師は、イギリスで起きたテロ未遂事件の実行犯で、ハネーフ医師のいとこにあたる人物に携帯電話のSIMカードを貸し与えたとされ、「テロに物質的援助を与えた」容疑でブリスベン国際空港で出国間際にオーストラリア連邦警察(AFP)に逮捕された。勾留の後、裁判所から保釈許可を受けるなり、ジョン・ハワード政権のケビン・アンドリュー移民相(当時)が同医師の労働ビザをキャンセル、インドに帰国した同医師はインド国民から英雄のように迎えられた。しかし、オーストラリア国内では、AFP、連邦検察庁、スパイ機関のASIO、移民省、アンドリュー大臣などの間の陰謀や対立が次々と明るみに出され、2008年8月、AFPが公式に同医師に対する容疑をすべて取り下げたため、オーストラリア政府に関する限り、同医師はまったく自由な身の上になり、オーストラリアにとっては歴史の汚点として残ることになった。
8月30日付オーストラリアン紙週末版が、ドバイ郊外に家族と共に生活するハネーフ医師の談話を掲載、「身の潔白が認められるまで余りにも時間がかかった。逮捕勾留は、家族にとってつらい日々になった。2007年7月にAFPが起訴を取り下げた後でも、AFPが真剣に捜査したとは思えない」と語っており、オーストラリア政府の公式謝罪と賠償を求める意図を示唆した。また、オーストラリアで働く機会があれば、オーストラリアに戻りたいと語っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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