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社会 - 2008年8月21日

シドニー北部の湾内で赤ちゃんザトウクジラ

母親とはぐれ、見通しは悲観的
 8月17日、シドニー北部ピットウォーターで泳いでいるザトウクジラの赤ちゃんが発見された。赤ちゃんクジラは母親の乳を求めているらしく、係留されたヨットに鼻をこすりつけるしぐさを繰り返していた。
 NSW州国立公園野生局では、その赤ちゃんクジラは生後2、3週間で、母乳なしで生きられるのは数日程度とみている。そのため、付近を回遊する鯨の群れに養われる可能性に賭けて、20日も早朝から赤ちゃんクジラを外洋に誘い出す試みが行われた。しかし、州政府のベリティ・ファース環境相のスポークスウーマンは、「試みは失敗した」と発表、州国立公園野生局では、タロンガ動物園の獣医がクジラの健康状態を調べており、その結果を見て次の措置を考えるとして、「私たちもまだあきらめたわけではない」と語っている。
 その後、局スポークスマンのジョン・デンゲート氏が、「赤ちゃんクジラが生き延びる可能性はごく小さい。3つの事態が考えられる。まず、母クジラが戻ってくること。次は、他の群れに養われること。第三には人間が飼育すること。しかし、初めの二つはほとんどあり得ないし、第三の飼育も現実には不可能」としている。一番いいのは他の群れに合流し、メス・クジラに養われることだが」と語っている。
 しかし、海洋生物に詳しいゴールド・コーストのシー・ワールドでは、トレバー・ロング海洋科学部長が声明を出し、「あらゆる可能な救出策を検討したが、そのクジラの苦しみを引き伸ばすべきではなく、人道的な安楽死が最善だと考える」と述べている。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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