東の石炭と西の鉄を鉄道で直結
ブリスベンの実業家が構想
QLD州ブリスベンの実業家シェーン・コンドン氏(58)は食肉と魚介類の輸出で財産を築いたが、今度は大陸北部に東西3,300kmの鉄道を敷設し、QLD州北部の製鉄用原料炭とWA州北部の鉄鉱石を結びつけ、世界の製鉄産業を一挙に改革することを計画している。
コンドン氏の計画では、鉄道のどちらかの終点にインダストリアル・パークを建設し、民間経営の製鉄プラントを6社収容、ここでスチール・スラブ生産までを行い、輸出することができる。鉄道敷設、貨車、インダストリアル・パーク用地買収などの経費は120億ドルと試算されている。製鉄企業を誘致し、QLD州北部ボウエンに近いアボット・ポイントに6基、WA州北西部マウント・ニューマン付近に6基の溶鉱炉を建てるという構想で総額は400億ドルを超える。また、プロジェクト全体で35,000人の雇用が生まれるとしている。
コンドン氏は、この計画案を「小学生でも分かる理屈」と呼んでおり、石炭と鉄鉱石を直線で結ぶことが最大効率を産むはずとしている。現在、石炭も鉄鉱石も巨大なバルク船で輸出されており、積荷価格あたりの輸送料はスチール・スラブよりもはるかに高く、しかも、輸出先からオーストラリアの港までは船は空で走ってくる。スチール・スラブの輸送にははるかに小さな船で十分でスエズやパナマの運河が使えるため、燃料コストも下がる。また、発電所やコークス・オーブン、液体酸素プラント、原料置き場なども6基の高炉で共有できるため、すべてのコストを下げられるなどいいことづくめだと語っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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