国民に信頼されている医療制度
大学の調査で明らかに
メルボルンのスインバーン大学のエリザベス・ハーディ研究者らが800人の成人を対象に調査し、まとめた研究論文がMedical Journal of Australiaの最新号に掲載された。
調査によると、回答者は、家族医など一般開業医(GP)をもっとも信頼しており、その次に専門医を信頼しているが、自然療法その他のオルタナティブ系療法に対する信頼感は非常に薄いことが明らかになった。また、公立病院よりも私立病院への信頼感が高いが、全般的には医療保障を公的財政で負担することを支持している。ハーディ研究者は、「歴史的に公的医療保障を支持しつつも、治療の順番待ちが何か月にもなることや公立病院が人材でも財政でも逼迫していることが国民の意識にあるのではないか」と分析している。
また、現行の医療保障システムであるメディケアに対する支持も、歴史的にオーストラリア人が「公共性」を重視する傾向があり、アメリカのように徹底した「個人負担」制度を好まないことが根本にあるのではないかと見ている。
論文は、「この調査から、オーストラリアの医療制度に対する社会一般の信頼が非常に固いことが確認された。また、公共財政が負担し、すべての国民が優れた医療を受けられる、社会的な要請に敏感な医療制度を望んでいることも明らかになった」と結んでいる。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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