伝統の土地での暮らしが健康的
先住民族新調査で裏付け
北部準州アーネムランドで開かれている先住民族アボリジニの祭典ガーマ・フェスティバルで、「Desert Knowledge Cooperative Research Centre」のデビッド・キャンベル博士が政治家、ジャーナリスト、観光客、アボリジニを前に講演し、アーネムランドの奥地での「Livelihoods in LandTM」プロジェクトでの発見を語った。
「アボリジニが自分たちの伝統の土地で働くことが、アボリジニ自身にとっても、国にとっても有益だということがはっきりと証明された。祖先伝来の土地を守る仕事に積極的に取り組むことで、高血圧、糖尿病、腎臓病などの疾病率が驚くほど下がった。北部準州には人口50人未満の小さな集落が何百も散在している。そのような集落は、政府が先住民族に住むことを奨励したり強制したりするお仕着せの大集落から長老達がグループを引き連れてこしらえた集落である。しかし、ジョン・ハワード前政権が始めた「介入政策」では、連邦政府が各集落の「持続可能性」を評価し、持続性があると判断された集落だけが学校や診療所などの公共施設の恩恵を受けることができるようになる。
しかし、プロジェクトのリーダー、ジョスリン・デービス博士は、「アボリジニの長老やリーダーは、アボリジニ自身の福利と健康を考えてこのような小さな集落での生活を選んでいる。もし、彼らを医療その他の行政サービスに有利な土地にむりやり移住させると、むしろ彼らが生きている土地とのつながりを切ることになり、心身の健康に重大な影響がある。先祖伝来の土地を守ると言うことが心理的にも社会的にもアボリジニの健康に大きな役割を果たしていることは確かだ」と語っている。キャンベル博士は、先祖伝来の土地で暮らす人口1,200人のコミュニティなら、25年で200万ドルの国家予算が節約できると試算している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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