難民申請者、ガザで射殺される
ハワード政権時代に強制送還処分
ジョン・ハワード政権時代、移民省に難民申請し、「中東に強制送還されれば殺される」と訴えていたパレスチナ人男性が、強制送還同様にパレスチナに帰国した後、ガザ回廊地域で射殺されていたことが難民支援団体の発表で明らかになった。
殺害されたのはアクラム・アル・マスリさんで、マスリさんは当時入管収容所に拘留されており、臨時保護ビザも却下されていたが、2002年に連邦裁が、「国外追放に先立って拘留することは違法。釈放すべき」の判決を下していた。マスリさんは判決後間もなくして自主的に国外退去した。当時、イスラエルに送還されれば殺されると訴えていたが、「収容所に戻るよりは故国に戻る方を選ぶ」として帰国したもの。シドニーの「社会正義ネットワーク」は、マスリさんが8月1日正午(現地時間。豪東部時間では午後7時)に、射殺されたと発表した。また、「マスリさんは、ガザの2家族の抗争に巻き込まれており、一方の家族の一員に殺された」としている。マスリさんの拘留と国外退去をめぐって、難民支援団体と当時の移民相フィリップ・ラドック氏の間の軋轢が大々的に報じられていた。団体は、「難民申請者が人道的に扱われていればマスリさんは今も生きていたはずだ。ハワード政権の手は血まみれだ」と批判している。労働党政権下の移民省は、マスリさん射殺事件を調査すると声明しているが、「政府は、オーストラリアから強制送還された者全員の責任を取ることはできない」としている。2008年になってから、同じように強制送還された中国人男性が殺されるという事件も起きている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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