ANZも利下げのローン契約者還元を約束
連邦政府が銀行に強く警告
度重なる連邦銀行の政策金利引き上げが効を奏し、経済が減速の気配を見せ始めたため、すでに早ければ2008年9月にも利下げが始まるとみられているが、これまで借入コスト上昇を理由に、連邦銀行の公定歩合引き上げ率を上回る勢いでローン利率を引き上げてきた市中銀行もようやく利率引き下げを発表し始めた。 8月21日にはオーストラリアの大手4銀行のうち、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が、「連邦銀行が利下げすれば、その利率を住宅ローン契約者に還元する」と発表したのに続き、22日にはオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)も同じ内容の発表を行った。ウェストパック銀行とコモンウェルス銀行は依然として、どんな約束も発表していない。
大手のうち2銀行が契約者還元を約束した背景には、コスト上昇を理由に利率を引き上げながら、「空前の利益」を豪語する銀行に対する消費者の不信感や反発があり、連邦政府もこれまで何度も銀行業界の自重を促してきたが、連邦銀行の利下げ必至という現在になって、ウエイン・スワン財務相が、「言うことを聞かない銀行」に対する懲罰的な措置を示唆してきたことがある。スワン財務相は、「市中銀行が、連邦銀行の利下げに応じた利率引き下げを拒むなら、政府に与えられているどのような権限でも発動し、銀行に利率引き下げを強制することも辞さない」と公に明言してきた。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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