アフリカ系国民の就職難
人種差別意識が原因と連邦大臣
多文化社会を自認し、他国の人種差別非難には速いオーストラリアだが、7月30日、リンゼー・タナー予算大臣は、メルボルンで開かれたレッドモンド・バリー・レクチャーで講演、「オーストラリア国内の人種差別意識のためにアフリカ系移民が良い仕事に就けないでいる」と語り、アフリカ系国民の地位向上のために戦うと宣言した。
タナー大臣は、「過去には、外国の専門職資格では、オーストラリア国内でその資格の職に就くことが難しいという状況が続いているが、現在、新しい事態が現れてきている。オーストラリアの大学で高度の資格を取得したアフリカ系オーストラリア人さえ、その資格で就職することができないでいる。世間では技能者不足が騒がれているのにである。彼らの資格はモガディシュで取得したものではなく、このメルボルンで取得したものなのに、就職できないのだ。なぜだろうか? まぎれもなく、人種差別がその要因だ」と語った。
タナー大臣は、大企業とアフリカ系資格者就職促進策を協議するほか、政府内でもこの問題を提起するとして、「かつてヨーロッパ、中南米、中東からの移民を社会に受け入れたように、アフリカからの移民を受け入れなければならない。手をこまねいていていいわけではない。我々が努力しなければならない」と語った。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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