「排出量目標は人口を勘定に入れず」
人口問題専門家が連邦政府批判
7月23日、モナッシュ大学の人口問題専門家ボブ・ビレル博士は、「オーストラリアの人口が、今の率で増え続けるなら、ケビン・ラッド連邦政府は、2050年の温室ガス排出削減目標を達成するチャンスはほとんどない」と評した。また、「人口増加が排出量増加の最大の要因だが、政府はこの問題を見逃している」としている。
ABCラジオに出演したビレル博士は、「2050年までにはオーストラリアの人口が3,160万人に達し、二酸化炭素排出量も、現在の2050年目標量を4倍する8億トンに膨れ上がる」としている。また、「人口増大は主に移民流入によるもので、これが排出量に及ぼす影響について政府は見落としている。ラッド政権も、ロス・ガーノウ教授もこの問題に触れていない。彼らの行動から推察するに、温室ガス排出を減らしたいことには違いがないとしても、人口増大政策ほどの優先事項ではないのだろう。オーストラリア国民は現実の状況を知らされていないだけだ。人口増大による温室ガス排出量増加は結局消費者にツケが回ってくるだけだ」と語っている。しかし、連邦政府のペニー・ウォング気候変動担当大臣は、「政府の緑書では排出量モデル化で人口増大を要素として入れている」と語っている。
(訳注:メディアに報道されるビレル博士の研究報告はそのほとんどが移民受入反対論に沿ったものになっており、特に非英語圏からの移民に否定的な報告が多い。また、博士のメディアでの発言も反移民に偏っている。しばしば近い時期に発表される移民受入特に非英語圏からの移民に関する肯定的な研究報告書と対立することがあり、非常に興味深い)。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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