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社会 - 2008年7月14日

ブルーマウンテンの養老院で集団発病

食中毒の疑いも証拠を検出できず
 7月11日、NSW保健局は、6月中下旬にブルーマウンテンのスプリングウッドにあるエンデバー・ナーシング・ホームで集団発病が発生、少なくとも入居者83人が下痢その他の食中毒様症状をみせ、そのうち10人が死亡したと発表していた。
 その症状から食品の汚染が疑われ、NSW州食品衛生局が施設の立ち入り検査を行ったが、食中毒の原因になるような証拠がいっさい検出されなかった。保健局の技官は、「発症した入居者の検査で、食中毒を引き起こすウェルシュ菌(Clostridium perfringens。クロストリジウム属の嫌気性桿菌。分泌する毒素が症状を引き起こす)が見つかっており、食中毒であることは確かだ」としている。また、この養老院で亡くなる人は月に5人程度であり、10人というのは特定の原因がなければならないとしている。また、死者のうち8人はその前に腹痛を訴えており、回復した後で亡くなっている。
 一方、年金生活者団体のCombined Pensioners and Superannuants Association (CPSA) は、「死因はそれぞれ無関係かもしれない」とするNSW州保健局の判断を、「もみ消し」ではないかと危惧している。
 7月13日には、モリス・イエマNSW州首相が報道陣に対して、「死者のうちの何人かは食中毒とは無関係かもしれない。その人たちは食中毒の症状を示していなかった」と述べ、食品衛生局職員がホームの監査を進めているとしているが、「事件を知ったのは7月11日だ。事件のもみ消しなどあり得ない」と政府の関与を否定している。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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