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司法 - 2008年7月03日

児童に性的いたずらの被告人釈放

過熱した報道が裁判を妨害
 2005年11月に、ブリスベン西郊ダルビーで、5歳の少女の自宅でその少女に性的暴行を働いた容疑で起訴されていたデニス・ファーガソン被告人(60)の裁判が来週から始まる予定だったが、7月1日、ブリスベン地裁のヒュー・ボッティング予審判事は、ファーガソン被告人の弁護団が、「裁判前に被告人の前科をメディアが大々的に書き立てており、陪審員の客観的な判断が期待できない」としていた申し立てとそれを裏付ける証拠を認め、裁判の無期限停止を言い渡した。
 予審判事の判決に対して、QLD州ケリー・シャイン検事長はすでに控訴の意図を明らかにしており、児童を性的虐待から守ることを主旨する団体「ブレーブ・ハーツ」主宰者で、先日もビル・ヘンソンの写真展を「児童ポルノ」として警察に処罰を要求したヘティ・ジョンストン氏も強く批判した。
 一方、2日にQLD州のボブ・アトキンソン警察長官から事情説明を受けたアンナ・ブライ州首相は、「ファーガソン元被告人は、釈放された後、児童に近づくことのできない地域に移された。その地域は厳に秘匿されるが、周囲に人家のないいっさいの社会共同体から孤立した地域だ。地元警察が元被告人の動きを監視しており、また、全国児童性犯罪者登録制度に登録されている。警察は元被告人の動きを阻止することはできないが、この制度に登録されている人物が、たとえば公園をうろつくなど不審を招く行為をした場合には警察が同人を拘束することができる」と語った。
 シャイン検事長は、メディアに警告し、「児童に対する性犯罪者を取り上げる場合、どのような報道も今回のような結果になりかねないことを理解し、慎重に扱ってもらいたい」としている。また、「判事がこのような判断を下したからといって、判事を罷免すべきとは思わない。検事局が法に従って控訴するだけだ」と、メディアや市民の判事吊し上げにも反論した。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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