難民の農村部定着で良好な結果
VIC州の保健意識普及財団調査
5月31日、VIC州保健意識普及財団(VicHealth)が委託して実施した調査報告書が発表された。「Refugee Resettlement in Regional and Rural Victoria: Impacts and Policy Issues (難民のVIC州田園・農村部への再定着:影響と政策問題)と題した報告書で、同財団のトッド・ハーパー理事長は、「オーストラリアが大勢の難民を受け入れてきた歴史は誇るべきだ。また難民を社会に含み込んできたことが良好な結果を生んでいる。経済、地方住民社会に貢献するだけでなく、新定住者の健康や福祉にも貢献している」と述べている。
第二次世界大戦終戦以後600万人を超える難民がオーストラリアに移住してきたが、主にシドニーやメルボルンなど首都圏だった。1997年から2005年の期間で非首都圏に定住してのは、10%未満だったが、しかし、近年になって難民の農村部定住を奨励する動きがある。この報告書は、難民がオーストラリア社会に定着する上でもっとも成功している制度を取り上げている」と述べ、さらに、「新しく渡ってきた難民が、住宅、医療サービス、雇用、教育などの社会サービスを受けることができれば、難民の福祉が増大し、生産性も向上することはすでに明確にされている。また、新移民の文化を尊重し、差別しないことが移民の健康にとって非常に重要だということも明らかにされている」と述べている。
一部の移民は、都会生活につきものとされている暴力、ドラッグ、友人同級生の圧力などから逃れて農村部に移ってきており、また、家族を頼って農村部に移ってきた人もいることが明らかになった。しかし、農村部への定着にも、民族差別、暴力、疎外感、定職が見つからないなどの難しい面がある。また、地元社会が受け入れに熱心でない、住宅難、公共交通がない、定着支援サービスが乏しいなどの問題もある。報告書は、「難民定着には、全政府の努力が必要だし、地元社会が歓迎することも重要だ」としている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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