奇跡の救出劇の主人公に疑惑
当人達はすでにニューヨーク
5月23日午後にグレート・バリア・リーフでダイビング・グループから置き去りにされ、翌24日午前、19時間ぶりに救出されたイギリス人のリチャード・ニーリー氏(38)とアメリカ人のアリソン・ダルトン氏(40)のカップルは陸に上がるやいなやメディアから大金で独占会見や手記執筆の話も転がり込んだといわれており、アンナ・ブライQLD州首相は、「事件で金儲けをするのなら救出に要した巨額の血税を償うべきだ」と発言、それに対して、さっさとニューヨークに飛んだ2人は、「私たちはダイビング・ツアーの不手際の被害者。償う筋合いはない」と拒否していた。
しかし、救出直後から、グループで参加した他のダイバーやツアー・オペレータから2人の行動に不審が投げられていた。
グループはベイト・リーフのゲイリーズ・ラグーンで潜っていたが、2人は、「水上に上がってみるとボートから200mほど離れたラグーンの外だった。色鮮やかな救命ブイを振ったが、ボートの人たちは気づかず、夕暮れに現場を去ってしまった」と警察に証言している。イギリスのサンデー・ミラー紙が100万ドルで独占インタビューを依頼したとされており、ナイン・ネットワークが駆けつけ、セレブリティ・エージェントのマックス・マークソン氏との契約も決まった。その間に救助経費は40万ドルに上ると発表された。
オーストラリアのテレビ局のインタビューで、ニーリー氏が、オペレータのオズセールを非難したが、他のダイバーから、「2人はインストラクターの指示を無視してラグーンの外に出た。しかも短時間海に潜るのに水筒を持っていた」という証言が出された。事件から3日後にはオズセールが2人を非難する声明を発表した。また、「2人は救命ブイを膨らませなかったか、あるいは浮上したのはダイブ現場から2km以上離れた水面だったと思われる。当時の穏やか海では救命ブイの視認度は1カイリだ。全員で探したのだから見つからないわけがない」としている。イギリス人バックパッカーのマイケル・ペイトン氏もオズセールに沿った証言をしている。また、遭難した2人だけがオペレータの支給するウェットスーツの上に自前の7mmのウエットスーツを着ていたとされている。また、他のダイバーからは、「2人はなぜリーフに上がって救助を待たなかったのか? なぜ救助された直後の2人が19時間も海に漂って体温低下まで起こしていたのに、あれほど元気な様子だったのか?」と疑問が出されている。それに対しても2人は、「私たちはもう死ぬかとあきらめかけていた。なぜわざわざそんなことをしなければならないのか」と反論している。いずれにしろ事件は警察の手を離れ、「職場安全衛生局」の手に渡っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|
オーストラリア発最新ニュース
そのほかのニュース
過去の記事
|