カンタス航空整備士再度職場放棄
豪労働評議会(ACTU)の仲介失敗
5月29日から30日にかけてAustralian Licensed Engineers Association (全豪航空整備士組合:ALAEA)のカンタス航空支部が4時間の職場放棄に入るため、各空港で同社路線に遅れが出る。
同組合は、今週に予定していた労使交渉をカンタス航空経営者がキャンセルしたためとして、「残念ながら、賃金と航空会社のサービス水準を守るためにやむをえず職場放棄に入る」と発表している。また、「組合員整備士は昨年の賃上げもまだ受け取っておらず、カンタスのジェフ・ディクソン社長の報酬引き上げ率と同じ22%の賃上げが整備士にも適用されていれば今後3年間は賃上げを凍結できたはずだが、経営者側は3%提示額を譲らない」としている。また、「運航への支障を最低限に抑えるため、最低限の人員を職場に残してもいいと提案したが、経営者はこの提案を無視した」と発表している。
一方、28日付でカンタス航空経営者がALAEAに、「燃料コスト急増のため、社員と運航便を一部カットする。また重役報酬も凍結する」と通達した。これに対しても、ALAEAのスティーブ・パービナス全国書記長がナイン・ネットワークのインタビューで、「昨年ジェフ・ディクソン氏が22%の報酬増を受けたばかりだから、これは非常に奇妙な決定だ」と発言している。また、同組合では、カンタス航空全体で数百人が失職するのではないかと見ているが、航空整備士は常に不足しており、同組合のメンバーは影響を受けないと予想している。同書記長は、「人員合理化の話はいつものことだ。それがカンタス経営者の鉄拳経営スタイルだ」と語っている。
同組合は、空港ごとに時差職場放棄し、影響を受けるのは、シドニーでは29日の午前8時から正午まで、ブリスベンでは午後6時から午後10時まで、メルボルンは30日午前8時から正午までとなっている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|
オーストラリア発最新ニュース
そのほかのニュース
過去の記事
|