またもダイバーを海に置き去りに
QLD州で19時間後に奇跡的に救出
5月23日、グレート・バリア・リーフで、チャーター・ボート「パシフィック・スター」でのダイビングに参加した6人のうち、イギリス人のリチャード・ニーリーさん(38)とパートナーのアメリカ人、アリソン・ドルトンさん(40)は、同日午後2時30分、ベイト・リーフの現場で潜り終えて水面に顔を出すと、ボートから200m離れていた。しかし、ボートの乗員は2人に気づかず、その後3時間にわたって周辺を捜索し、2人が見つからないため3時間後に緊急連絡したとされている。
そこからヘリコプター7機、飛行機3機、ボート6隻が出動しての周辺捜索が始まり、24日午前9時になってようやく最後に目撃された潜水水域から14.4km離れた水面に浮かんでいる2人を発見した。現場はサメも出没する水域で、2人は19時間も水面に漂っていたが、救出されると冗談を交わすなど精神的にかなり元気だったと報道されている。
QLD州警察のシェーン・チェレピー長官代理は、「事故原因の調査を開始した。地元CIB(犯罪捜査部)と地元水上警察が協力して捜査しており、職場衛生安全局の局員も原因調査に加わっている。ボートに乗っていた全員から事情を聴取し、ボートの機材も将来の鑑識のために押収する」と声明している。
救出された2人は、タウンズビル病院で検査を受けた後、24日夜に退院した。ニーリーさんは、「捜索に来たヘリコプターも私たちを発見できずに飛び去った。もう死ぬかと思った。サメのことが頭から離れなかったが、できるだけ楽観的になるよう努め、サメのことは一言も言わないようにしていた。
2人は、「できればすぐに海に戻りたい」と懲りないところを見せており、海外のメディアと独占会見やすでに体験記執筆の話も持ち上がっているが、アナ・ブライQLD州首相は、「体験を本にしてお金が入るのは結構なことだ。捜索には巨額の税金を要しているのだから、収入から捜索費用に貢献してもらえるとなおさら結構だ」旨の感想を述べた。QLD州では過去にもアメリカ人のカップルがダイビング・ツアーで行方不明になった事件が起きており、真相は謎のままだが、想定のシナリオで映画化されている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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