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経済 - 2008年5月22日

マコーリー銀行社長退職金に世間の風当たり

モス最高経営責任者に5,000万ドル
 5月21日、メルボルンを訪れていたケビン・ラッド連邦首相は、「企業幹部は報酬額に自制を示していただきたい」と語り、マコーリー・グループの新最高経営責任者ニコラス・ムーア氏の年俸2,680万ドルという額を暗に批判した。
 ムーア新最高経営責任者の年俸額のニュースは、アラン・モス現最高経営責任者の5,000万ドルという破格的な退職金パッケージのニュースに続いて広まった。モス氏の年俸は約2,500万ドルとされており、5月24日付の退任時に過去からの積み立て分2,500万ドルが上乗せされる。ラッド首相は、「我々は(企業の報酬を)規制する立場にないが、現在は、企業重役が自制する時ではないか? オーストラリアの勤労国民は生活費を稼ぐために懸命に働いている。その勤労国民は企業リーダーをお手本と見ている。これまでに企業リーダーが示してきた態度では不足ではないか。もっともっと自制を示していただきたい」と語っている。ムーア新社長の年俸はラッド首相を80倍上回り、平均賃金の453倍になる。
 豪労働評議会(ACTU)のシャラン・バロウ議長は、「大企業重役の給与や各種手当ての水準は『ワイセツ』としかいいようがない。一般労働者が実質賃金切り下げに甘んじろといわれている時に、マコーリー銀行のアラン・モス氏は5,000万ドルをもらって退職ではあまりにも不公平だ。開いた口がふさがらない」と酷評し、ケビン・ラッド連邦首相が、「インフレを抑えるためには、労働者も賃上げを自粛して欲しい」と語ったことに暗に言及した。また、労働組合が賃上げ交渉する時には、企業幹部の報酬が公平かということを取り上げることになるだろうと語っている。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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