メルボルンの顔役ギリシアから送還
保釈中に海外へ高飛びのモクベル
メルボルンのドラッグ・ボスと呼ばれ殺人罪で起訴され、保釈中に国外逃亡したトニー・モクベル被告(42)は、逮捕されたギリシアの裁判所が豪政府の強制送還請求を認めた後も裁判所の決定を不服として控訴していたが遂に万策尽き、豪政府のチャーターしたガルフストリーム機で21時間の旅の後、5月16日午後1時、小雨と厳重な警戒の中、メルボルンのタラマリン空港に降り立った。モクベル被告はそのまま空港の格納庫経由でヘリコプターに乗せられ、70km南西のジーロングに近いバーワン刑務所に収容された。午後1時15分に車2台に分乗した制服警察官と警察犬がバーワン刑務所の門をくぐり、警察のヘリコプターが刑務所に着陸したのは午後1時45分、同じ頃窓を黒フィルムで隠した白塗りのバンが刑務所の門をくぐった。
バーワン刑務所には、メルボルンの暗黒街を描いたミニ・シリーズ番組「アンダーベリー」でVIC州外にも有名になった暗黒街のもう1人のボス、童顔のカール・ウィリアムズが3件のギャング抗争殺人で35年を務め始めたばかりだ。モクベルはこの重警備刑務所で欠席のまま言い渡された12年の刑をつとめつつ、さらにルイス・モランとマイケル・マーシャルの2人の殺人容疑とドラッグ関係など15件の容疑で裁判を受ける。
連邦政府のボブ・デブス自治相は、VIC警察と連邦警察のこれまでの努力が報われたことを祝福し、ギリシア政府に感謝の言葉を述べ、「今回の強制送還は、犯罪者が海外に逃亡しても必ず裁きを受けさせるために国際的な司法協力を固めることがどれほど重要かを示したできごとだ」と語った。
モクベルは19日にも出廷することになっているが、モクベルの帰国を望まないのは犯罪者だけではないとの噂も飛んでおり、本人も強制送還停止請求で、「帰国すれば殺される」と訴えていた。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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