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国際 - 2008年5月14日

中国、豪の救援専門家派遣申し出を断る

四川省の大地震で1万5,000人を超える死者
 5月12日午後、四川省北部で起きたマグニチュード7.9の地震で震源地のぶん(さんずいに文)川県の少数民族地域は道路が崩壊して孤絶、首都成都や工業都市重慶でレンガやブロックで建てられた民家や学校が瓦礫の山になり、学童や市民が下敷きになるなど悲惨な被害が出ている。死者は14日夕発表で1万5,000人とされているが、消息のつかめない市民が万を超えており、犠牲者はさらに増える見込み。
 被災地では地震直後から人民解放軍が出動して救援に当たっているが、市民は水や食べ物もないと苦痛を訴えていると報道されている。5月13日には、ケビン・ラッド豪首相が、中国の温家宝首相に電文を送り、災害捜索救援専門家チーム派遣を申し出たが、中国政府は申し出を断った。
 14日朝のセブン・ネットワークTVに出演したラッド首相は、「予算案準備の時間を割いて、温首相に電文を書き、そのまま送信した。電文で、オーストラリアの緊急出動チーム「Emergency Management Australia」は、瓦礫や建物に入り、短時間で生存者を発見する能力がある。必要なら喜んでチームを派遣すると申し出た」と語った。中国側は、国際援助をありがたく受け入れるが、13日の段階では外国の救援チームを現地に送り込める状況ではないと答えていた。しかし、スティーブン・スミス外相のスポークスウーマンが、「14日朝になって、中国側からオーストラリアの申し出を断る返答が来た。現段階では、現地への輸送も通信も困難な状況で、救援チームを受け入れても動けないということだった」と述べている。
 豪政府は、他にできる援助はないかと中国側と協議を続けている。地震直後には、オーストラリア国民の被害はないと報道されたが、外務貿易省(DFAT)は、北京の大使館が、被災地域にいた可能性のある少数のオーストラリア国民の安否を調べているが、通信も困難で確認には時間がかかるとしている。日本政府も1995年1月17日の阪神大震災時に海外諸国の捜索救援チーム派遣の申し出を断ったことがあり、「メンツ優先か?」と内外の批判を浴びた。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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