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政治 - 2008年5月13日

スワン財務相、今夕予算案提出

バランス第一予算
 13日夜、ウエイン・スワン財務相が議会に提出した予算案は、ばらまきを控えてインフレ圧力を抑えると同時に退縮予算に陥ることも避けたバランス第一の予算となった。
 財務相は、まず選挙前の財政見通しだった143億ドルの黒字から述べ、予算案は、名目GDPの1.8%に相当する217億ドルの赤字を予測している。そのうち、0.6%に相当する74億ドルは赤字そのものの増加、20億ドルは、予算設定を含めた選挙以後の政策決定に由来するもの。さらに54億ドルは、予想外の雇用急成長、賃金所得、企業利益が税収を押し上げ、石油価格の高騰も税収増大に力を貸した。
 言い替えれば、わずかな財政引き締めの大部分は、「財政の自動安定化機能」と呼ばれる現象によるものであり、景気の良い時には予算が黒字になって経済成長を抑制し、景気が悪くなると予算が赤字になり、税収が減り、福祉支出が増えて経済成長を促す方向に働く。そこで政府が操作できるのはごく小さな範囲である。予算編成の基礎になっている経済予測に注目すると、財政を締めるネジはごく軽く回しただけということになる。
 非農業部門GDPが減速し、今年はわずか2%になるとされており、雇用成長も鈍化し、失業率が4.2%から4.75%に微増した現在、インフレ圧力を緩和するために財政政策をこれ以上わずかでも引き締めると、将来に振り返ってみた場合、「引き締めすぎた」ということになりかねない。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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