ウェストパック、セント・ジョージに合併打診
豪最大銀行誕生すれば市場競争鈍化が問題に
5月9日の豪証券取引所終了後にウェストパック銀行がセント・ジョージ銀行に合併を持ちかけた。5月12日、セント・ジョージ銀行が取引所に報告して明らかになったもの。また、12日付けで、秘密協議に入り、24時間以内に結論を発表するまで両銀行の株式取引を中止するよう求めた。
ウェストパック銀行が声明を発表し、合併が行われた場合も、両銀行のブランドは認識度が高く、かつ相互補完的であり、そのまま維持することが利益になる」としており、合併後の力点は、顧客と対面する前線のサービスに投資することに置く」としている。また、顧客にとっても全国1,200の支店と2,700台のATMが使えるようになる」としている。しかし、両銀行の合併には、いくつかの規制官庁と連邦財務相の許可が必須条件。両銀行が合併した場合、運営するファンドは1,080億ドルにのぼり、住宅ローンも市場の25%のシェアを占めることになる。
同日、ウエイン・スワン連邦財務相が声明を出し、「両銀行の合併話し合いの結果を詳しく検討する。合併作業にあたっては、規制上の手続きがいくつもあり、すべてを満たさなければならない。しかし、現段階でこれ以上コメントすることは適切ではない。現在、ウェストパック銀行は豪国内では第3位、セント・ジョージは第5位だが、合併すれば最大手銀行になる。
連邦野党と労働組合は、「合併は人員整理と支店閉鎖につながる」と危機感を募らせている。合併問題は、3月期の住宅ローン需要低下発表直後に現れたが、連邦銀行の利上げに上乗せして、各銀行が住宅ローンの利率を引き上げており、銀行も収益減に直面している。また、消費者団体は、銀行間の競争が阻害されると警告している。NSW州ビジネス会議所は、合併で競争が鈍ることを懸念し、豪競争消費者委員会(ACCC)が合併の内容を厳しくチェックするよう求めている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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