ドライバー、サイクリスト・グループを襲う
オリンピック選手ら20人が負傷
NSW州運輸局の道路交通規則によれば、自転車は車線を走らなければならず、自動車と同じように車道の1車線を占用し、最大2台が併走することができる。また、走行中の自転車を追い越す場合には、最低1mの間隔を置かなければならない。ただし、自動車免許試験に自転車の権利が出題されることは少なく、この規則を知っているドライバーは少ない。
被害者サイクリストの証言によれば、5月8日午前6時45分頃、シドニー南部マスコットのサザン・クロス・ドライブを50人のサイクリスト選手が左側車線で訓練走行していたところ、突然右の車線を走っていた灰色のフォード・ファルコンが追い越しざま突然左車線に入り、急ブレーキをかけたため、先頭の自転車が衝突、20人が負傷した。負傷者の中には、2005年7月にドイツの路上で訓練中、運転を誤った女性の車に追突され、豪サイクリスト・チームに死傷者を出した事故で負傷したケート・ニコルスさん(23)もいた。
マスコットのロード・レージ事件では、サイクリストは北京オリンピックに向けた訓練を行っていた。衝突直後、後続のセミトレーラーが急ブレーキをかけ、ジャックナイフ(牽引車両とトレーラーが折れ曲がること)しながらもサイクリストとの衝突を回避した。
選手は、時速50km/h前後で走行しており、止まるいとまもなく急停止した乗用車の後部窓に衝突、乗用車はそのまま走り去った。負傷した選手らは、倒れているサイクリストを尻目に走りすぎていく他の自動車から罵声を浴びせられたと恐怖の体験を語っている。
同日夜、警察はシドニー西郊クレイモアの男(34)を自宅で尋問、自宅にあった灰色のフォード・ファルコンを調べた。NSW州政府のローゼンダール道路大臣は、「規則を守って走っている限り、サイクリストにもドライバーと同じ道路使用の権利がある。正直に言えば、ピーク・アワーに自転車で車道を走るのは感心しない。それでも、ドライバーが腹立ち紛れにこういうことをしていいということにはならない」と語った。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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