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そのほか - 2008年5月04日

乳幼児の流感ワクチン励行を

SA州公衆衛生専門家が提唱
 これまで高齢者の流感ワクチンがガイドラインで推奨されてきたが、SA州の公衆衛生専門家がMedical Journal of Australiaに研究報告を投稿、過去10年間の流感入院患者の動向を分析した結果、2歳未満の乳幼児の流感症状がもっとも重く、入院する率が高いとして、乳幼児に毎年定期的に流感ワクチン接種がもっとも効果的と提唱している。
 研究は、SA州の流感入院患者数を調べたもので、アボリジニ乳幼児の場合は5歳までの流感入院率が赤いことも分かった。現在のガイドラインでは、特定の慢性病を持つ6か月以上の児童と65歳以上の高齢者全員がワクチンの対象になっている。しかし、過去の流感大流行では2003年に3人、2007年には6人の児童が死亡しており、罹患率の上昇と相まって現行ガイドライン拡大の声が高まっている。SA州保健局勤務医カティナ・ドニース医師が研究班を指揮して1996年から2006年までの入院率を調査した結果、5歳未満の児童人口10万人につき63人が入院していた。報告書は、「現実には、非先住民族では2歳未満、先住民族では5歳未満の健康な児童の流感患者率が高齢者の患者率より高く、症状も重いことが明らかになった」としており、「さらにフィージビリティと安全性を評価した上で現行ガイドラインを拡大し、乳幼児を適用対象とすることが必要かもしれない」と結んでいる。
 メルボルンにある世界保健機関(WHO) Collaborating Centre for Reference and Research on Influenzaのイアン・バー博士は、「この拡大提唱は調査の価値がある。すでに調査が始まっているはずだ。アメリカでも2003年に大流行があってから、6か月以上の児童の流感ワクチン接種が推奨されるようになり、良好な結果になっている」と語っている。2008年の流感発生は昨年より穏やかで、2007年4月には127件の患者発生があったが、今年は臨床検査で確認された件数でわずか70件にとどまっている。今年は流感A株、H1、H3が確認されているが、バー博士は、「海外帰国者による散発的な発生と見られる」と語っている。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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