ナマコ密漁で資源枯渇の危険
アジア圏で珍重される干しナマコ
オーストラリアでtrepangとかsea cucumberと呼ばれるナマコは、ヨーロッパ人渡来以前から豪大陸北部の海岸地帯で近海の島人が採集し、中国大陸南部の商人が季節ごとに干しナマコの買い付けに来ていた。中国では海参(パイシェン)と呼び、珍味としてだけでなく、漢方薬として滋養強壮、皮膚病に用いており、質の良い物は高価で取引されている。それだけに、密漁も多い。
5月2日、連邦政府のトニー・バーク水産大臣は、「トーレス海峡の水産保護水域で拿捕されるパプア・ニューギニア(PNG)漁船の数がうなぎのぼりに増えている。2007年には3隻だったが、2008年に入って4か月ですでに15隻に達した。そのうち、10隻がナマコを狙っていた。ナマコはナメクジに似た形をしているウニに近い動物で、アジア料理で非常に珍重されている」と語った。また、ナマコはオーストラリアの海域で乱獲されており、これ以上密漁されれば、個体数の回復さえ難しくなる」と語った。拿捕された15隻のうち、5隻は伊勢エビ漁だった。
バーク大臣は、トーレス海峡の木曜島を訪れた際に密漁問題をPNG政府と協議しており、「ベン・セムリ水産大臣にこの問題を提出し、前向きの話し合いをした。密漁取り締まりに両国の政府が協力すべきだという点で一致した」としている。また、両国が共同で5回の水域パトロールを行うことにも合意した。また、5月末に両国省職員が会議を開き、取り締まり方法について話し合う。バーク大臣は、トーレス海峡管区局の職員も出席した「トーレス海峡水産保護水域共同局利害関係者フォーラム」の議長を務めた。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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