スノウイー・マウンテンで人工降雨実験
2004年から2014年まで継続
5月1日、NSW州政府エネルギー大臣のイアン・マクドナルド議員は、2004年から継続実施されている人工降雨実験を2014年まで延長し、また実験面積もこれまでの1,000平方キロから2,250キロに広げると発表した。
この人工降雨プロジェクトは、「クラウド・シーディング(種まき)」と呼ばれる方法で雲の状態を変化させることで自然降雨を促進し、積雪を増やすこと、スノウイー・マウンテン水力発電ダムの貯水量を増やし、下流の灌漑農家をうるおわせることを目的としているが、現在は「クラウド・シーディング」の有効性の判定に重点が置かれている。この人工降雨法が成功すれば、水力発電能力を拡大し、大気中に排出される温室ガス(二酸化炭素)量を削減することが可能になる。
大臣は、「このプロジェクトは純粋に科学研究プロジェクトであり、成功すればNSW州だけでなく、マレー・ダーリング水系地域に大きな恩恵をもたらすことになる。当初の6年間の実験を、5年伸ばして2014年の冬まで継続する他、地理的面積も増やして様々な条件で実験する」と語っている。
クラウド・シーディングとは、微量の沃化銀と不活性の追跡試薬を雲の中に放出し、その沃化銀(種)の周囲に雲の水滴が集まり、雨滴となって降ってくるという原理。普通の雨滴も空気中の塵や砂粒が核になっている。このクラウド・シーディング・プロジェクトは、毎年5月から9月までの冬の雪雲で実施されている。スノウイー水力株式会社は、この実験のために2,000万ドルを計上している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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