ロッキード社、次期戦闘機JSFの固定価格提示
豪政府の早期注文を狙って
有人機としてはこれが最後といわれるJoint Strike Fighter(統合攻撃戦闘機)のF35製造メーカー、ロッキード社は、生産早期契約を狙い、固定コンソーシアム価格を提示するとみられている。JSFは高度な技術を搭載したステルス型の多目的軍用機として、2010年代中期から老朽化したF-111爆撃機やF/A-18戦闘機と入れ替わりに就役する。豪政府は約100機を購入する予定だがまだ購入契約に調印していない。また、JSF自体まだ開発途上にあり、生産の遅れや価格膨張の見通しもかなり強い。ロッキード社は、総数で3千機以上の生産を計画しており、2002年の平均見積価格は通常の離着陸型で5,000万米ドルをわずかに下回っていた。ロッキード社の生産スケジュールによると、オーストラリア政府が購入するJSFの初納入分4機は、2010年から14年まで初期少生産段階に製造される予定。
ロッキード社は、コンソーシアム価格をなるべく早く決め、早期注文で生産見通しを安定させることで関連メーカーの生産設備投資の促進を図りたいとしており、2010年から16年にかけての早期注文で8年間にわたり総額7億米ドルの節約になり、そのうち2億米ドルは海外の関連メーカーの節約となるとしている。
一方、豪政府に提示される実際の価格は、ノルウェーが注文し、2016年から納入が始まる48機と同じ1機5,870万ドル程度となる見込みで、早期注文の価格を抑えているのは、各国が、単価のかなり安くなる大量生産段階後半まで購入を遅らせることに対処するものと見られる。ロッキード社は、注文が後半まで遅らされると、それだけ初期のメーカー投資負担が大きくなり、コストも大きくなるとしている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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