豪トップ・シェフ陣がGM食材に「ノー」
ペリーもクォングも名乗り
NSW州とVIC州では、遺伝子組み換え(GM)作物モラトリアムが期限切れのまま、州政府の再延長せずの決定でGMが解禁されていたが、2008年4月に両州で初めてGMカノーラの種まきが実施された。
5月30日、この動きに対抗し、グリーンピースが主宰し、オーストラリア国内のトップ・クラスのシェフ50人以上が呼応して、「GMフリー・シェフ(遺伝子組み換え食材を使わないシェフ)憲章」に署名した。この憲章は、シドニー市内ウオタールーのシェフ、ジャレッド・インガソル氏の「ダンクス・ストリート・ディーポー」レストランで発表され、セレブリティ・シェフのニール・ペリー氏やカイリー・クォング氏も名を連ねている。憲章では、NSW、VIC両州政府に対して、GMカノーラ栽培解禁を中止し、GM材料を使っている食品すべてについてGM表示を義務づけることなどを要求している。また、GM食材から抽出された油脂、でんぷん、砂糖、家畜飼料もすべて表示を義務づけるよう要求しており、GM飼料で肥育した家畜の肉にも同様な表示を義務づけることとしており、まとめて連邦政府に対しては2008年末に提出する。現在、GMカノーラを含む食品については表示法定義務がない。
憲章発表会でインガソル氏は、「GM食品を食べた場合の長期的な影響がまったく分かっていないことが、シェフとしても親としても気がかりだ。毒になるかも知れない食品を子供の口に押し込むことはできない。私は科学の発展に何が何でも反対する人間ではないが、GM作物に関しては、一度歩み出せば後戻りする方法がない」と語っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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