86年ぶりに無罪が認められる
強姦殺人罪で絞首された男性
5月27日付エージ紙によれば、デビッド・デ・クレツァーVIC州総督が、12歳の少女の強姦殺人で処刑されたコリン・キャンベル・ロスさんの赦免書類にすでに署名しており、同日、VIC州政府のロブ・ハルズ法務長官が議会の質問時間に読み上げる。
事件記録は、1921年大晦日に、メルボルン市バーク・ストリートのイースタン・アーケードでワイン酒場を経営していたロスさん(当時28)が、アルマ・ティルチュケさんにアルコールを飲ませ、リトル・コリンズ・ストリートに沿ったガン・アリーでティルチュケさんを強姦、首を絞めて殺したという容疑で起訴され、有罪の判決を受けた。有罪判決は、ロスさんのメイドストンの自宅で発見された毛布に付着した毛髪が被害者の頭髪だと認定され、陪審員がその鑑識結果に基づいて下したもので、ロスさんは無罪を主張したまま翌年絞首刑に処された。裁判では、殺人が起きた時間前後に、働いているロスさんの姿と市電に乗っているロスさんの姿を目撃したと証言する証人もいたが、取り上げられなかった。
最新技術の科学分析で、処刑の根拠になった毛髪が被害者少女のものではないことが明らかになり、ティルチュケさんとロスさんの傍系の子孫が、ロスさんの恩赦を申請していた。事件を調査していた州最高裁の3人の判事が、「ロスさんは誤審の犠牲者」と断定し、27日の赦免になったもの。アルマさんの姪ベティ・アーサーさんは、「真犯人が捕まらず、無実の人間が代わりに殺されたことは誰にとっても悲劇だ」と語り、ロスさんの姪ベティ・エバレットさんは、「両親は叔父のことを話したことがなかったが、雑誌の記事で見たロスさんの写真と父があまりにもよく似ているので驚いた。自分にも殺人者の遺伝子があるのではないかと不安な人生を送ってきたが、今はその影も晴れた」と語っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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