連邦政府、1.5億ドル追加医療予算
選択的手術の順番待ち短縮に
5月24日、メルボルンで開かれている労働党VIC州支部州代議員会で演説したケビン・ラッド連邦首相は、州立病院で手術の順番を待っている患者の数を大幅に減らすため、1.5億ドルの追加予算を計上すると発表した。この額は選挙公約の6億ドル医療予算の一部。
首相は、「この新予算は、選択的手術外科体制を構造的に改革し、病院制度に抜本的かつ永続的な変革をもたらすものだ。最新の外科設備を購入し、選択的手術専門外科病棟を建てることもできる」としている。また、VIC州に割り当てられる3,680万ドルは、メルボルン市内のロイヤル・メルボルン、モナッシュ、サンシャイン、フランクストンの4病院とジーロング病院の施設再開発に充てられると語り、「コンピュータ支援外科手術などの新設備に投資したり、選択的手術管理体制を改善する3件の改革プロジェクトに資金を提供することになる。我々は、オーストラリア社会を向上させる実務的政策を重点とする近代的な労働党だ。州と協力して国民の税金を有効に使うためには現実を踏まえた政策を進める」と語った。
しかし、豪医師会(AMA)のロザンナ・カポリンガ会長は、「新予算でメディケア・レビー追加課税所得水準が引き上げられ、大勢の民間医療保険脱退者が公立病院で選択的手術を受けることになるだろうから、この程度の予算ではおそらく順番待ちを短縮することはできないだろう。公立病院は徹底的に資金不足だ。現実的にならなければならない。この程度の資金は文字通り大海の一滴でしかない」と批判している。
AMAは、メディケア・レビー追加課税所得水準が年収10万ドルから15万ドルに引き上げられたため、60万人から100万人ほどが民間医療保険を脱退すると予測し、公立病院は40億ドルの資金注入が必要と主張している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|