重金属に冒されたマレー川
水源に不適とされる可能性も
4月24日、ABCテレビの報道によれば、連邦科学産業研究機構(CSIRO)は、SA州アデレード南東、マレー川河口近くにある干上がった湿地帯の表層土からアルミニウム、亜鉛、ニッケル、鉄、カドミウムなどによる危険水準の金属汚染を検出した。同機構の報告書草稿を起草したロブ・フィツパトリック博士は、「湿地帯が干上がり、水底の土壌が空中に露出した結果酸性化し、土壌に化合物の形で閉じこめられていた重金属化合物が放出され始めた。それだけでなく、放出された重金属化合物が土壌中の他の金属化合物と反応し、高濃度のアルミニウム、ヒ素、亜鉛、鉛などを放出している」と書いている。この現象は、マレー川のスワン・リーチから河口まで、さらにはアレグザンドリナ湖やアルバート湖の干上がった沿岸部にも及んでいる。汚染されている湿地帯はアデレード上水道や貯水池への取水口付近にもいくつもある。湿地帯が取水口の近くにあれば、これらの金属や金属に似た非金属が上水道に取り込まれる可能性がある。検出された金属はいずれも人が体内に取り込むと危険がある。たとえば、アルミニウムは人体摂取許容量の100倍、ヒ素は10倍の濃度がある」と述べている。
環境医学専門家のイアン・ブライソープ博士は、「検出された重金属が水道を通して人体に入れば、人体の細胞すべてに有害な物だ。もし、魚が重金属を取り込み、人がその魚を食べれば、深刻な重金属中毒症状が起きる。この金属汚染を打開するには大量の水で海に押し流すしかない」と結んでいる。CSIROでは、この河川一帯の土壌を検査し、重金属汚染地図を作製、安全な取水口位置を探している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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