水泳ダーシー、五輪出場取消し
度重なる暴力行為に
水泳選手として北京オリンピックで期待されていたニック・ダーシーさん(20)は、3月31日の豪水泳選手チーム出場者発表の祝いで、シドニーのバーでグループと飲んだ後口論になり、元コモンウエルス・スポーツ大会チャンピオンのサイモン・カウリーさんに暴力を振るい、肘打ちでカウリーさんの顔面を強打、顔面骨折の重傷を負わせた。事件直後、「彼らしくない行為。魔が差した」との弁護論もあったが、その後過去に2回も一方的な暴力事件を引き起こしていたことが被害者の訴えで明らかにされると、見る目も厳しくなった。
4月18日朝、豪オリンピック委員会(AOC)のジョン・コーツ会長が、ダーシー選手の2008年北京五輪出場資格取消を発表、「難しい決断だったが、ダーシー選手が暴力行為という重大な刑事事件で起訴されたということだけでも、彼が選手団の一員でいれば、オリンピック・チームとAOCとが不評判と批判を受けることになる」と語った。しかし、その後の記者の質問に対しては、「ダーシー氏に対して刑事訴訟が行われており、公正な裁判を受ける氏の権利を尊重し、この声明書以外の発言はいっさい控える」として、回答を拒んだ。また、「出場資格取消の通知を同日朝送達した。ダーシー氏はこの決定に対して不服を申し立てることができる」と語った。ダーシーさんは、200mバタフライで豪タイトルを獲得、五輪出場資格を獲得していた。しかし、今週末からキャンベラで行われる5日間のオリエンテーション・キャンプ参加は許されない。
ブライアン・ステア・コーチは、「不服申し立てで資格が回復されなければ彼の選手生命は終わりだ。大学に戻って医学部に復学するだろう」と語っている。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|