NSW州、自動車への投石に罰則強化
頻発する事件と深刻な被害
4月24日、モリス・イエマNSW州首相は、「走行車両や船舶に向けて石を投げる行為を犯罪と特定し、最高5年の罰則を付ける法案が閣議で了承された。この法律は『馬鹿者、愚か者を対象にしたものだ』」と声明した。この刑事犯罪規定は単独でも、また投石により引き起こされる損害、傷害、死亡に対する従来の刑法条項と併せても適用することができる。
イエマ首相は、「世間にはいくら言っても分からない馬鹿者がいる。損害、傷害、死亡も引き起こしかねない行為には厳しい罰則が必要だ」と語っている。新しい規定による犯罪は物体が投者の手を離れた瞬間に成立し、物体が落下した場所やその結果によってさらに罪状が追加される。首相は、「もし、投石の結果、被害者が死亡した場合、合計最高25年の懲役が課せられる」と説明した。州政府のジョン・ハチスターゴス法務長官は、「投石事件を告訴する際にはこれまでの法律では適用が難しい部分があった。新法は、車両や船舶に対する投石そのものを犯罪と規定しており、裁判でも曖昧な部分がなくなった。起訴で証明しなければならないのは、人の乗った車両や船舶に向けて、被疑者が物体を投げるかまたは落下させ、車両や船舶とそれに乗る人の安全を脅かしたという事実だけだ。被疑者の意図、物体が人や財産に当たったかどうかは問題ではない」と新法の内容を説明した。野党自由党の法務スポークスマン、グレッグ・スミス議員は、「この法律ができるのは遅かったが、それでも政府が野党の要望を受け入れて重い腰を上げたことは歓迎する」と語った。2007年7月、ナウラに住む22歳の美容師、ニコール・ミラーさんがウロンゴンの高速道路を走行中、ピーター・ホジキンズ(現受刑者)の投げた1kgの石を頭に受け、頭蓋骨骨折、脳挫傷の重傷を負い、現在も療養中。2008年3月、ホジキンズ被告は最低2年の懲役刑を言い渡された。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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