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社会 - 2008年4月16日

NSW州南部でイナゴ大量発生

干ばつの打撃を受けた農業地帯に
 2007年まで続いた干ばつに痛めつけられ、今夏の降雨でやや息を吹き返してきたNSW州南部で今度はイナゴが大量発生、穀物を食い荒らしている。
 4月15日、州政府のイアン・マクドナルド第一次産業大臣の発表によると、被害地域は州南部分水嶺西側のワガワガ、ジュニーなどの地域を中心に、VIC州との州境の町オルベリーに近いカルケアン、ヘンティ、ブロックレスビーなど。同大臣によると、イナゴは早蒔きの冬作物地帯を襲っており、第一次産業省とRural Lands Protection Board(農地保護局)は、イナゴ対策計画を展開している。大臣は、「幸いなことに、これから冬に向かって気温が下がり始めており、イナゴの活動も鈍っている。これから成長する作物に対する害はそれほど大きくならないと見られる。現在の重点は、来春、イナゴの卵が孵化する時期に備えることだ。省と保護局は州内の農家と協力してイナゴ退治計画を編成、イナゴの活動状況監視、薬剤必要量、発生地域情報、広報活動などを進める」と語っている。また、農家に対しては、秋期の監視、産卵場所とイナゴ活動状況の報告などを求め、当局が情報を把握していればいるほど、孵化時期にも迅速確実に対応できるとしている。2005年のイナゴ大量発生では、NSW州政府はイナゴの害と戦うために75万ドルを使っている。
 大量発生で農作物に打撃を与えるイナゴの特徴は、後脚が赤く、後羽の先に大きく黒い点がある。成虫の体色は灰、茶、緑など様々。土壌特に硬い赤い粘土質の土壌に好んで産卵する。メスは地面に穴を開け、50個程度の卵を産む。幼虫から成虫になるまで成長段階が5齢あり、繁殖抑制には羽が成長する直前に個体が群れを作る2齢と3齢がもっとも適している。飛ぶようになると退治はほとんど不可能。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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