「豪兵をスーダンに派遣の用意」
ラッド豪首相、国連事務総長に約束
3月30日、ニューヨークで潘基文国連事務総長と会談したケビン・ラッド豪首相は、オーストラリアが国連軍の一員としてスーダンのダルフール地区に豪軍将校を派遣する用意があることを伝えた。
戦乱が続くスーダンでは、5年前に現在の戦乱が勃発して以来、戦闘と飢饉でこれまでに40万人が亡くなったとされている。ラッド首相は、「スーダン政府がことあるごとにオーストラリアの人道援助を妨害しており、オーストラリア政府は事態を懸念すると共に苛立ちを募らせている。ダルフールの人々はこの悲惨な事件に苦しんでおり、私たちは、平和維持軍を派遣するという国連の決定を現実化しなければならない。事務総長は、オーストラリアも平和維持軍に協力してもらえるだろうかと尋ねたので、私は、オーストラリアとしては大したことはできないが、ダルフールで治安維持を支援するため、軍将校9人までならすぐにでも派遣できると答えた」と語っている。
軍将校9人では何の力にもならないという批判を予想したのか、ラッド首相は、「通常、スーダン政府は西側諸国からの大部隊動員を歓迎しない。残念なことだがこれが現実だと考えなければならない。我が国がこの規模の支援を行うのは、イギリスやカナダの政府の支援決定と一致している。いずれの場合も、より大規模な軍事力支援の準備段階として9人前後の軍将校を派遣している。オーストラリアは軍将校だけでなく、ダルフールの人々への人道援助として、さらに500万ドルを提供する」と語り、さらに、「国連安全保障理事会はスーダンに対して何らかの働きかけをすべきだ。ダルフールが人道危機にあることは変わりがない。世界が行動する責任を負っている。その国際的行動をスーダン政府が妨害しており、豪政府は、この問題を急ぎ国際連合安全保障理事会に差し戻さなければならないと考えている。安全保障理事会でスーダン政府の妨害行為を問責しなければならない」と語った。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|