「テロ容疑者は公正な裁判を受けられない」
公判判事が自ら指摘
2月から12人の「テロ組織メンバーのテロ活動」容疑者の公判がメルボルンで始まっているが、3月20日、公判を指揮しているベルナルド・ボンジョルノ判事自身が、「被告が拘置されている状態は非常に劣悪であり、このままでは精神障害を来し、自ら弁護することができなくなるおそれがある」と指摘し、「このような指示をすること自体が異常なのだが、被告を別の刑務所に移し、拘置の条件を改善しなければならない」と指示した。また、公判は2008年いっぱいは続くと予想されるが、ボンジョルノ判事は、これについても、12人の被告の拘置されている環境条件が改善されるまで裁判を再開してはならないと指示し、もし条件が改善されないようなら、被告の保釈も考えると警告した。被告の申し立てを支持する精神科医の証言を聞いた後、環境条件の徹底的改善を支持した判事は、「この裁判の被告が不公正な裁判を受ける可能性があるという証言には納得できる」と判断を下した。VIC州で判事が被告や受刑者の環境条件を改善するように指示したのは初めてのこと。12人の被告は、2年ほど前に逮捕されて以来、ジーロングに近いバーワン刑務所の重警備アカシア棟に拘置されている。公判出廷のためには、刑務所からメルボルンの裁判所まで片道2時間かけて囚人護送車の小さな囲いに手錠足鎖のままで移動しなければならない。公判当日はバーワンを出る時に衣服をすべて脱いで身体検査を受け、閉廷後2時間かけて刑務所に戻ると再び衣服をすべて脱いで身体検査を受けなければならないため、通常の運動時間も取れない。ボンジョルノ判事は、被告をメルボルン市内の刑務所に移し移動時には手錠以外の拘束具を用いないこと。刑務所に戻った際には裸の身体検査をしないことなどを指令した。12人は、テロ組織を結成し、ジョン・ハワード前首相暗殺を計画、現場として鉄道駅やフットボール・グラウンドを選んだとされている。被告12人全員、罪状認否で無罪を主張している。(AAP)
文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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